まつ毛貧毛症の治療
まつ毛貧毛症とその治療を受けるには
まつ毛貧毛症とは?
「まつ毛貧毛症」とは、まつ毛が不足していたり、不十分な状態を指します。まつ毛が「少ない」「短い」、「細い」、と感じる方は、「まつ毛貧毛症」かもしれません。
まつ毛貧毛症の原因
まつ毛貧毛症になる原因には、まつ毛ケアによるダメージ、加齢、皮膚疾患、抗がん剤等の薬の副作用などが考えられます。
まつ毛ケアによるダメージ
マスカラ、ビューラー、つけまつ毛、まつ毛エクステなど、まつ毛のケアとして身近に行われていることが、まつ毛に負担をかけている場合があります。下記に当てはまることはありませんか?
チェックがついたら、まつ毛にダメージを与えている可能性があります。
監修: 山本可菜子皮フ科クリニック理事長総院長 山本可菜子先生
年齢
年齢を重ねるにつれて、まつ毛の長さ、太さ、濃さは年々減少していきます。
皮膚疾患
アトピー性皮膚炎や乾癬などの疾患が原因で、まつ毛が抜けてしまうことがあります。
薬の副作用
抗がん剤など、使用している薬の副作用でまつ毛が抜けてしまうことがあります。
まつ毛貧毛症の治療を受けるには
「少ない」「短い」「細い」といったまつ毛の悩みは、医療機関で相談できます。まずは、まつ毛の悩みについてのセルフチェックから始めてみましょう。
まつ毛について気になることがある人は、まずは「まつ毛お悩みチェック」でセルフチェックしてみましょう。
まつ毛お悩みチェック相談できる医療機関は、このサイトから検索できます。
クリニックを探そう選んだクリニックに相談に行きましょう。
クリニックでは、どんなことをするの?
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受付で、まつ毛の悩みで来院したことを伝えます。
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診察室で、まつ毛の状態をチェックしてもらいます。その際に、少なくなった、短くなった、細くなったなど、まつ毛の悩みを具体的に先生に伝えましょう。
大がかりな検査などはありません。 -
まつ毛貧毛症と診断された場合は、「生活習慣の指導」、「現状のケア方法に関するアドバイス」、「治療薬の処方」、「発毛可能な毛包がない場合は、植毛の説明」などを受けます。
治療薬の処方がある時は、使い方について指導されます。 -
今回の診療はこれで終了です。お大事に。
医療機関で行われる指導や治療
生活習慣の指導
髪の毛や肌の調子を気にする時と同じように、健康なまつ毛を保つためにも正しい生活習慣は重要です。バランスの良い食事、質のよい睡眠、上手なストレス解消法などを意識しましょう。
日常のまつ毛ケアへの指導
何気なく行っている今のまつ毛ケアを、もう一度見直してみましょう。まつ毛をこすったり、過度なメイクや乱暴なクレンジングをすると、まつ毛に大きなダメージを与えます。つけまつ毛やまつ毛エクステが原因で、まつ毛が傷んでいる場合もあります。まつ毛に悩みがある時は特に、お湯で落とせるマスカラを使う、丁寧にやさしくクレンジング・洗顔を行う、まつ毛エクステをしないなど、まつ毛を刺激しない工夫をしましょう。
まつ毛以外の原因の確認
まつ毛の不足の原因がまつ毛自体の原因以外の場合もあります。皮膚疾患(アトピーなど)や内分泌疾患(甲状腺の異常など)が関わっている場合は、その病気の治療が優先されます。一見まつ毛の不足に関係ないかなと思っても、気になることや症状があれば、医師にしっかり伝えましょう。
薬による治療
まつ毛貧毛症は、発毛可能な毛包が存在する場合には、薬による治療ができます。発毛可能な毛包が存在しない場合には、別の治療が行われます。
植毛
まつ毛の発毛可能な毛包が存在しない時は、植毛が行われることがあります。たとえば、生まれつきまつ毛が少ない場合があてはまります。または、元々まつ毛が生えていても、事故で傷ついたなど、何らかの理由で毛包ごとダメージを受けて抜けてしまった場合などです。
※このサイトでは、「まつ毛ケア」として、下記の実施項目を含めています。
マスカラ/ビューラー/まつ毛育毛液・美容液/つけまつ毛/まつ毛エクステ/まつ毛サロン等で受けるケアやトリートメント/まつ毛の医療用医薬品